2006年3月20日(月)

告別式を終えて

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告別式に参列し、お別れしてきました。
青空が眩しかったです。
Sさんの思い出を語るのも供養になるかと思い、詳細を報告します。

金曜日の夜、友人からメールが届いた。
「Sのアニキが仕事場での事故で、本日亡くなりました。」
えっ!信じられない・・・・・・

Sさんとはジムで知り合った同年代の男友達。
長年のジム歴で、多分一番古い男友達だと思う。
私のことを「あねさん」と慕ってくれた。
私が煙草を止めたちょっと後、やはり煙草を止めようかと言っていたSさんに「止めなくてもいいけど、止めないとずっと私に罵られるよ。私にそんな事言われるの嫌だよねぇ」等と脅して、それが原因かどうかわからないけど、間もなく彼も禁煙しお互い今に至っているのだ。
夫の自転車仲間でもあり、夫とはミリタリー関係でめちゃ話の合う、夫婦ぐるみでもお付き合いのあった人だ。
奥様も素敵な人で、可愛くて綺麗で、でも凛としていて、よくSさんに「あなたにはもったいないわ」と言っていた。
Sさんはお尻が小さくて、鍛えていて素敵な身体をしていたので「Sさんの首から下は超好みなんだよなぁ」と、そんな素敵な奥様の前でほざく失礼な私にも、ニコニコしてくれた。
子供の居ない夫婦仲間が多い中で、Sさんは早くに結婚しているので、成人した息子さんとお嬢さんが居る。
そして去年お嬢さんが結婚し、娘を嫁に出す父親の寂しさを涙ぐみながら話したSさん。
まだ結婚式を挙げていないので「グアムで式を挙げるから、皆で観光を兼ねて行こうぜ」なんて話していたのに残念。

火曜日にジムでストレッチしながら話したばかりなのに・・・
その時は考えもしなかった、お通夜のあった日曜日、夫はマラソンだったのだが
「土曜日の夜に酒持って行って、Kさん(夫の事)に飲ましちゃおうかな(笑)」
とか・・・
マンションのローンがあと幾ら残ってるかとか・・・(笑)
楽しく談笑したんだ。

金曜日、夫が帰宅した。
既に夫にもメールが届いていると思ったので、玄関先で
「メール読んだ?」
それだけ聞き、うなずいた後は二人とも暫く声をあげて泣いた。

土曜日も日曜日もふとした瞬間にSさんの顔が浮かんできて、涙が出てきた。
夫に至っては、フルマラソンの最中何度も顔が浮かんできて、嗚咽しながら走ったそうだ。

通夜にはジム仲間や自転車仲間が大勢参列した。
親族の席で、お嬢さんはずっとずっと泣きっぱなしだ。
焼香の際、喪主である奥様が焼香台の横に立ち、参列者に挨拶する。
その姿と、Sさんの遺影を見たらもう駄目・・・
焼香の最中にあんなに泣けたのは初めてだった。
夫はもっと凄くて、横で嗚咽が止まらないくらい泣いていた。
夫を心配してしまったので、逆に冷静でいられた。

本日の告別式、夫は仕事を休めなかったので、私と最初にメールをくれたSちゃんと2人で列席した。
昨日よりも落ち着いていられたし、もっと大泣きしちゃうかもと心配していたけど・・・
ご冥福をお祈りいたします。